節約・お金

「30年家賃保証」は「30年同額」ではない——サブリース契約と借地借家法32条

①「空室でも、30年家賃保証。あとはお任せください」シリーズ第10回は、サブリース契約です。これまでは投資信託や保険が中心でしたが、今回は不動産。とくに、退職金や相続税対策の文脈で、土地や持ち家のある世代に強く勧められる契約です。売り文句は...
節約・お金

金融庁が「商品性の再考を」と名指しした”お任せ運用”——ファンドラップの二重手数料

①「資産運用、まるごとプロにお任せください」シリーズ第9回は、ファンドラップです。第4回で、アクティブファンド——プロが銘柄を選ぶ投資信託——の8割が市場平均に勝てない、という話を書きました。今回はその一段上、「何を買うか」だけでなく「資産...
節約・お金

年利7%・一口50万円——その不動産クラファン、運営会社の「行政処分歴」を調べましたか?

①「年利7%・一口50万円から・不動産が小口で持てる」シリーズ第8回は、ソーシャルレンディング——いまの主流で言えば、不動産クラウドファンディングです。CMやネット広告で見たことがあると思います。「年利7%(予定)」「一口50万円から」「プ...
節約・お金

スマホで二択、月収100万——バイナリーオプションを「教えてくれる人」は、どこで儲けているのか?

①SNSで流れてくる「スマホひとつで、月収100万」シリーズ第7回は、バイナリーオプションです。ここまでの6回(貯蓄型保険・外貨預金・仕組債/仕組預金・アクティブファンド・毎月分配型・レバレッジ型)は、いずれも割高だけれど合法な金融商品でし...
節約・お金

10%上がって10%下がると、4%減ります——レバレッジ型投信の算数

①「指数の2倍儲かる」の魔力シリーズ第6回は、レバレッジ型の投資信託です。数年前、「レバナス」という言葉が投資界隈を席巻しました。米国のナスダック100指数に2倍のレバレッジをかけた投資信託——指数が1%上がれば2%上がる。「どうせ米国株は...
節約・お金

新NISAから締め出された投資信託——毎月分配型が「顧客本位でない」と言われた理由

①「毎月、年金の足しになりますよ」シリーズ第5回は、毎月分配型の投資信託です。この商品、かつて銀行や証券会社の窓口で売れに売れました。売り文句は「毎月、分配金が振り込まれます。年金の足しにどうぞ」。退職金を受け取った世代を中心に、月々の現金...
節約・お金

「プロが運用」の手数料は年1.6%、インデックスは0.1%——その差、回収できていますか?

①「プロが運用するから安心です」シリーズ第4回はアクティブファンドです。これまでの3回(貯蓄型保険・外貨預金・仕組預金/仕組債)と違って、アクティブファンド自体はまっとうな投資信託で、詐欺的な仕掛けはありません。だからこそ、今回の話は純粋に...
節約・お金

金融庁が「買う意義はほとんどない」と書いた金融商品——仕組債・仕組預金の中身

①「仕組」と名の付くものに共通する、一つの問いシリーズ第3回は、名前からして正体不明の商品——仕組預金と仕組債です。銀行のメルマガや窓口で「定期預金より金利が高い」と案内される仕組預金。証券会社で「債券なのに高利回り」と勧められる仕組債。ど...
節約・お金

「円より金利が高い」の前に見るべき数字——外貨預金、窓口1円 vs ネット4銭

①窓口で勧められる「円より金利が高いんですよ」定期預金の満期。退職金の入金。まとまったお金が口座に入ったタイミングで、銀行の窓口からこう勧められた経験はないでしょうか。「いま円預金は金利がほとんど付きません。外貨預金なら金利が高いですよ」。...
保険・税金

貯蓄型保険はなぜ「入った瞬間に負け」なのか——保険料の中身を分解したら全部わかった

①先に立場を言います——保険は「人生が破綻すること」にしか掛けません最初に書いておくと、私は貯蓄型保険に入ったことが一度もありません。勧誘を受けて断ったのですらなく、そもそも検討の土俵に乗ったことがないんです。理由は単純で、私の中で保険のル...