PR

【Uber Eats配達員】青色申告にしていれば払わずに済んだ21万円|白色のまま確定申告した私の実額公開

保険・税金
本ページはプロモーションが含まれています

「売上460万円」と聞くと、けっこう稼いでいるように見えるかもしれません。実際、2025年の私のUber Eatsを中心とした配達の売上は、460万円ほどありました。

でも、手元にその実感はほとんどありません。理由のひとつが、税金と社会保険料です。稼いだお金は、そこから容赦なく引かれていきます。

そして最近になって、もっと痛いことに気づきました。私は白色申告のままだったので、青色申告にしていれば払わずに済んだお金が、年間21万円ほどあったのです。

この記事では、2025年に私が実際に納めた税金・社会保険料を、ぜんぶ実額で公開します。そのうえで、青色申告にしていたら何がどう変わっていたのかを、正直に書きます。同じように配達で生計を立てている人の、判断材料になればと思います。

2025年の売上:4,603,781円

まず、2025年の月別の売上はこうでした。

  • 1月:386,193円
  • 2月:384,490円
  • 3月:348,963円
  • 4月:331,763円
  • 5月:367,131円
  • 6月:389,913円
  • 7月:418,190円
  • 8月:410,175円
  • 9月:296,224円
  • 10月:361,992円
  • 11月:367,114円
  • 12月:541,633円
  • 合計:4,603,781円

先に断っておくと、これはフルタイムで、ほぼ休みなく走った1年間の数字です。誰がやってもこうなるわけありませんし、私も体力的にかなり無理をした年でした。「配達で460万」という数字だけが一人歩きしないよう、そこは正直に書いておきます。

そして大事なのは、この460万円は「売上」であって「手取り」ではないということです。ここから経費が引かれ、さらに税金と社会保険料が引かれます。

▶ 売上の数字を出して記帳・確定申告まで進めた実例は、こちらにまとめています

そこから、税金と社会保険料でこれだけ消えた

2025年(令和7年分)に、私が実際に納めた税金・社会保険料は次のとおりです。

  • 所得税:169,700円
  • 住民税:292,500円
  • 国民健康保険料:425,340円
  • 国民年金保険料:208,590円
  • 個人事業税:10,000円
  • 合計:1,106,130円

売上460万に対して、税金と社会保険料だけで110万円ほど。ざっくり売上の4分の1近くが、ここで出ていっている計算になります。

いくつか補足します。

所得税の169,700円は、確定申告のときに一気に払ったわけではありません。前年の実績をもとにした「予定納税」で先に106,800円を納め、確定申告のときに残りの62,900円を払いました。合わせて169,700円です。予定納税は前払いなので、忘れた頃に納付書が来て地味にこたえます。

国民健康保険料が425,340円と高めなのは、国保が前年の所得で決まるからです。前の年に稼いでいると、翌年の国保がその分高くなります。だから「毎年この額」というわけではなく、所得によって上下します。ここは人によって大きく変わる部分です。

なお、住民税・国保・国民年金の金額は、私自身の記録に基づくものです。細かい端数まで税務署の書類と1円単位で突き合わせたわけではないので、そこは概算としてご理解ください。

気づいてしまった——私は白色申告のままだった

これだけ払っておいて、私は白色申告のままでした。

白色申告は、帳簿づけが簡単な代わりに、税金を軽くしてくれる「特典」がほとんどありません。一方の青色申告には、いちばん大きいもので65万円の青色申告特別控除があります。これは、条件を満たせば所得から65万円をそのまま差し引ける、という制度です。

差し引ける、というのは、税金の計算のもとになる金額(課税所得)が65万円減るということです。課税所得が減れば、それに連動して所得税も、住民税も、そして国民健康保険料まで下がります。

私はその65万円の控除を、使っていませんでした。では、使っていたら何がどう変わっていたのか。計算してみました。

青色申告なら、年間21万円変わっていた

私の2025年の課税所得は、納めた所得税から逆算すると、だいたい260万円台でした。ここに青色申告の65万円控除が効いていたら、という前提で試算すると、こうなります。

  • 所得税:約66,000円 軽くなる
  • 住民税:約65,000円 軽くなる(所得割は一律10%なので、65万円 × 10%)
  • 国民健康保険料:約83,000円 軽くなる(倉敷市の私の区分の所得割率で計算)
  • 個人事業税:変わらない(青色申告特別控除は個人事業税の計算には反映されないため)

合わせると、年間で約21万円。

65万円の控除が、所得税・住民税・国保の3方向に効くので、これだけ大きな差になります。私の所得の水準は、ちょうど青色控除の効果が大きく出る帯だったようです。

正直に書いておくと、この21万円は、私の状況(所得の水準、倉敷市の国保料率など)をもとにした試算です。所得や住んでいる自治体が違えば、金額も変わります。あくまで「私のケースではこれだけ違った」という一例として読んでください。それでも、20万円前後という金額は、配達で丸1か月近く走って稼ぐ額に近い。決して小さくない金額です。

▶ 青色申告の申請忘れがなぜ「地獄」なのかは、こちらで詳しく書いています

なぜ、配達員こそ青色申告なのか

白色と青色の違いを、ざっくり整理します。

  • 白色申告:帳簿は簡単。でも特別控除がない。
  • 青色申告:複式簿記での記帳が必要。その代わり最大65万円の控除が受けられる。

つまり青色申告は、「ちょっと手間がかかる代わりに、大きく節税できる」制度です。そして、この「手間」の部分が、多くの配達員が青色に踏み切れない理由だと思います。私もそうでした。複式簿記と聞くだけで、無理だと思っていました。

でも、今は会計ソフトがあります。銀行口座やレシートのデータを取り込めば、複式簿記の帳簿はソフトが作ってくれます。さらに私は今年、その記帳作業をAIにも手伝ってもらいました。「複式簿記が難しそうだから白色のまま」という理由は、もう通用しない時代になっています。

▶ 記帳をAI(Claude)でマネーフォワードに自動入力した方法は、こちらにまとめています

だから私は、2026年分から青色にした

2025年分は、もう白色で確定申告を終えてしまいました。この21万円は、戻ってきません。

でも、2026年分からは青色申告に切り替えました。今まさに、複式簿記での記帳を進めているところです。あの「地獄」のような記帳作業も、会計ソフトとAIのおかげで、思っていたよりずっと現実的に回せています。

去年の私に伝えられるなら、「開業したその年から青色にしておけ」と言いたい。青色申告は、開業届と一緒に申請書を出しておくだけで始められたのですから。

まとめ

  • 2025年の売上は460万円ほど、そこから税金・社会保険料で約110万円が出ていった。
  • 私は白色申告のままで、青色申告の65万円控除を使っていなかった。
  • 青色にしていれば、私のケースでは所得税・住民税・国保で年間約21万円軽くなっていた計算。
  • 記帳の手間は、会計ソフトやAIで現実的に解決できる時代になっている。
  • 2025年分は取り返せないが、2026年分から青色に切り替えた。

稼ぐことばかり考えていた私にとって、「取られ方を知る」のは後回しでした。でも、稼ぐのと同じくらい、税金や社会保険の仕組みを知っておくことは大事だと、身をもって思い知りました。

なお、税金や保険料の金額は、所得・自治体・家族構成などによって人それぞれ変わります。この記事の数字はあくまで私個人のケースです。ご自身の申告で迷ったときは、税務署の無料相談や税理士に確認するのが確実です。それでも、「白色のままでいいのか」を一度立ち止まって考えるきっかけになれば、と思って書きました。

@tk_fooddeli

フードデリバリー・Amazonフレックス・宅急便で5年以上稼働する現役配達員。軽トラで20万9,000kmを走り抜き、現在は軽スーパーハイトワゴンで稼働中。実体験ベースで、軽自動車稼働・維持費・お金の話を発信しています。

@tk_fooddeliをフォローする
保険・税金
シェアする
@tk_fooddeliをフォローする
タイトルとURLをコピーしました