ジャイロキャノピーをミニカー登録すると、普通免許で乗れて、法定速度は60km/hになります。
私は2025年の7月と8月、ミニカー登録した水色ナンバーのジャイロキャノピーで、岡山県で Uber Eats の配達をしました。今は軽自動車で Uber Eats の配達をしているので、両方を比べることができます。
この記事では、ミニカー登録から Uber Eats の登録までの流れと、ジャイロキャノピーならではのメリットを書きます。
■ ジャイロキャノピーをミニカー登録すると何が変わる?
ジャイロキャノピーは50ccの原付バイクです。後輪の幅(トレッド)を広げて50cmを超えるようにすると、ミニカーとして登録でき、ナンバーが水色に変わります。
Uber Eats の配達で関係するのは、次の3つです。
- 法定速度が30km/hから60km/hになる
- 二段階右折をしなくてよくなる
- 運転には普通自動車免許が必要になる
■ ミニカー登録は自分で役所に行った
フリマアプリで、改造が済んだジャイロキャノピーを買いました。売主は業者で、スペーサーを入れて後輪の幅を広げる改造をしてくれていました。
車体と一緒に、登録に使う書類と、写真をプリントしたものを受け取りました。後輪の前に目盛りがはっきり読める大きな巻き尺を置いて、トレッドが50cmを超えていることがわかるように撮った写真です。
前のナンバープレートは自分で外し、書類と一緒に市区町村の役所へ持って行きました。そこでミニカーとして登録し、水色ナンバーを受け取りました。
私が役所に持って行ったもの
- 譲渡証明書:売主から受け取ります
- 標識交付証明書:前のナンバーの証明書です。売主から受け取ります
- 前のナンバープレート:車体から外して持って行きます
- 改造証明書:改造をした業者が書くものです。売主から受け取ります
- トレッドが50cmを超えていることがわかる写真
- 本人確認書類:運転免許証など
窓口では「軽自動車税(種別割)申告書兼標識交付申請書」をもらって、その場で書きました。
売主がすでに廃車にしてナンバーを返している車体の場合は、標識交付証明書と前のナンバープレートのかわりに、売主から「廃車申告受付書」を受け取って持って行きます。
私が行った役所では、売主の古物商許可の番号も求められました。売主によるとレアケースだそうですが、業者から買う場合は、念のため売主の古物商許可の番号を控えておくとスムーズです。
市区町村によって違うのは「改造の証明」
市区町村によって違うのは、改造したことを証明する書類です。写真だけで受け付けてくれる役所もあれば、写真のほかに書類を求める役所もあります。
たとえば東京都港区では、改造をお店に頼んだ場合は「改造証明書」、自分で改造した場合は「車両改造申出書」と、改造キットの説明書や領収書が必要です。写真も、メジャーを当てて輪距(トレッド)が確認でき、ナンバーか車台番号が写っているものと決められています。
改造済みの車体を買うときは、写真だけでなく改造証明書や部品の領収書も売主に用意してもらうと、どの役所でも困りません。自分の市区町村の条件は、「市区町村名 ミニカー 登録」で検索すると役所のページが出てきます。
■ Uber Eats には原付バイクとして登録した
Uber Eats の配達パートナー登録は、原付バイク(125cc以下)の区分で行いました。提出したのは次の4つです。
- 運転免許証
- 自賠責保険の証明書
- ナンバープレートの写真
- 任意保険の証券
ほかに、登録の流れの中で顔写真を撮ってアップし、報酬の振込先の銀行口座も登録しました。書類の審査を待つあいだに、アプリで短い動画を見てクイズに答える交通安全講座を受けました。
■ ミニカーで Uber Eats の配達をするメリット
ガソリン代が安い
ジャイロキャノピーのガソリン代は、1日600円前後でした。今の軽自動車は、1日2,000円台前半かかっています。
車検がない
ミニカーには車検がありません。軽自動車は2年に1回車検があり、前回は8万円ほどかかりました。
任意保険は月4,500円ほど
ジャイロキャノピーの任意保険は、月4,500円ほどでした。
車が入れない細い路地を通れる
住宅街の細い路地でも、ジャイロキャノピーなら入っていけます。
■ ジャイロキャノピーで Uber Eats の配達をするときに買ってよかったもの
ジャイロキャノピーは、買ったままの状態だと座り心地や振動が気になりました。私が実際に買って、付けてよかったものを紹介します。
ゲルのシートクッション
もともとのシートはつるつる滑って、体が安定しませんでした。車体から落ちてしまうのではないかと感じるほどでしたが、ゲルのシートクッションを付けてからは、そう感じることがなくなりました。
Tomistan バイクシートクッション【第2世代】(前席用M)
振動をおさえるハンドルグリップ
もともとのグリップは、走っているあいだの振動が手に強く伝わり、しびれて痛くなりました。耐振ゲルのグリップに替えてから、だいぶ楽になりました。付けるときは、専用のグリップボンドも使います。
デイトナ プログリップ 耐振ゲル 601タイプ(ハンドル径22.2mm用)
スタビライザー
ジャイロキャノピーで走っていると、細かい振動で手がしびれてきたり、前輪がぶれてまっすぐ走りにくくなったりします。三輪ならではの「シミー現象」です。とても不快で、ひやっとする場面もありました。この振動をおさえてくれるのがスタビライザーです。Amazonでは売っていないので、フリマアプリで探してみてください。
軽いハーフヘルメット
フルフェイスは苦手だったので、軽いハーフヘルメットを探して、これにしました。量ってみると750gで、ほかのヘルメットより100gほど軽いです。
リード工業 ハーフヘルメット ZORK(マットブラック・大きめフリー)
スマホまわり
ジャイロキャノピー専用のマウントバーは、加工なしで自分で取り付けられます。スマホホルダー用と充電器用に、2つ買うのがおすすめです。スマホホルダーは、振動を吸収するタイプを使いました。USB電源は配線が必要なので、バイク屋さんで取り付けてもらってください。
Kaedear バイク用スマホホルダー 振動吸収 KDR-M11CPJ
充電ケーブルは、USB電源の差し込み口(USB-A)に合うものを選びます。L字で1mくらいのものを選ぶと、ハンドルまわりで邪魔になりにくいです。iPhone 14までとiPhone SEはLightning、iPhone 15以降とAndroidはUSB-Cです。
Lightningケーブル L字 1m 2本セット(iPhone 14以前・iPhone SE用)
UGREEN USB-A to USB-C ケーブル L字 ナイロン編み 1m(Android・iPhone 15以降用)
ハンドルカバー(冬に乗るなら)
私がジャイロキャノピーで Uber Eats の配達をしたのは夏だけだったので、ハンドルカバーは使っていません。ただ、これから寒い時期に乗るなら、手の冷えを防ぐハンドルカバーは用意しておきたいものです。
■ 私が感じた注意点
- 真夏は屋根があっても暑いので、空調服などの暑さ対策は最初から用意したほうがいいです
- 屋根とスクリーンで防げるのは小雨までで、ゲリラ豪雨では濡れました
- 60km/hまで出せますが、私は50km/hを超えると怖く感じました
■ まとめ
ミニカー登録したジャイロキャノピーなら、普通免許で乗れて、60km/hまで出せます。ガソリン代も安く、車検もないので、少ない費用で Uber Eats の配達を始められます。
ジャイロキャノピーで始めるなら、まずは Uber Eats の配達パートナー登録からです。
を車で配達するとバレる?黒ナンバーなしでは登録の審査にも進めなかった話-1.jpg)