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「金利ゼロ」のからくりは金利の先払い|結局、払うのはあなた

節約・お金
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「金利ゼロなのに、なんで分割で払ったらダメなの?」——これは、もっともな疑問です。利息がかからないなら、損もしないし、いいじゃないか、と。

でも、結論から言います。金利ゼロでも、分割払いは借金です。 利息がゼロ=損しない=使ってよい、ではありません。ここでは、なぜ0%でも借金なのか、「金利ゼロ」がなぜ成り立つのか、そして本当のリスクを整理します。

先に結論

  • 分割払いは、商品を先に受け取り、代金を後から少しずつ払う仕組み=立て替えてもらっている=借りている状態。利息の有無に関係なく、払う義務(借金)が残る
  • 「金利ゼロ」は本当の無料ではないことが多い。金利相当が商品価格に含まれていたり、売り手の販促ツールだったりする
  • 0%でも、残債がある間に病気・ケガ・失業などで働けなくなれば、支払いは残る
  • 「月々これだけ」の感覚で、現金なら買わないものまで買いすぎてしまう
  • 分割(ショッピングクレジット)は信用情報に記録される。延滞すれば事故情報として、将来の住宅ローンなど大きな審査に響くことがある
  • 基本は、一括で買えないものは買わない。欲しいなら貯めてから現金で

「金利ゼロ」でも、分割払いは借金

まず、ここが出発点です。

分割払いというのは、商品を先に受け取って、代金は後からゆっくり払う仕組みです。これは言い換えると、販売会社(信販会社)に代金を立て替えてもらっているということ。つまり、借りているのと同じです。

利息があろうがなかろうが、「払う義務(債務)が残る」という点は変わりません。金利ゼロでも、借金は借金です。スマホの返却プログラムや分割が「終わらない借金」になりやすいことは、別記事でも書いています。

「1円スマホ」の正体は2年返却リース

「金利ゼロ」はなぜ成り立つのか

「金利を当社が負担します」と言われると、お店が損してまでサービスしてくれているように感じます。でも、そうではありません。

無金利の分割は、金利相当を販売店やメーカーが負担している形ですが、多くの場合、その分はあらかじめ商品価格に含まれています。つまり、消費者にとって0%でも、本当の意味でタダではなく、売り手が「売るため」に用意した販促ツールだということです。要するに、金利をあらかじめ価格に乗せて先払いしているだけで、払っているのは結局あなたです。

問題は、「金利ゼロ」という言葉に引っぱられて、それが本当に必要かどうかを考えずに買ってしまうことです。安く見える入り口ほど、立ち止まって考える必要があります。

本当のリスクは「払う義務が残る」こと

ここが、この記事で一番伝えたいところです。

金利が0%でも、残債がある間に、病気・ケガ・失業など、働けなくなる出来事が起きたら、支払いは残ります。利息がないからといって、払う義務まで消えるわけではありません。とくに、体が資本の仕事ほど、収入が止まったときに残る支払いは重くのしかかります。

さらに、分割払いには「月々これだけ」の感覚で、買いすぎてしまうという落とし穴があります。一回あたりの支払いが小さく見えるので、現金だったら手を出さないものまで、つい買ってしまう。こうして、借金が当たり前の状態になっていきます。

信用情報にも残る

意外と知られていない点です。

分割払い(ショッピングクレジット)の利用は、信用情報機関に記録されます。正常に払い終えていれば、それだけで悪影響が出るわけではありません。ただし、延滞すれば事故情報として記録され、将来の住宅ローンや車のローンなど、大きな審査に響くことがあります。「0%だから記録されない」ということはありません。月々の借金を重ねるほど、いざという場面で足を引っぱる可能性があるわけです。リボやカードローンの怖さとも地続きです。

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判断基準

考え方は、とてもシンプルです。

  • 一括で買えないものは、そもそも買わない。これが身の丈です
  • 欲しいなら、貯めてから現金で買う。待てる買い物は、たいてい急がなくていい買い物です
  • 分割は「便利」ではなく、借金の入り口だと考える。月々ではなく、「今その金額を出せるか」で判断します

金利ゼロは、判断をゆるめさせる言葉です。0%かどうかではなく、一括で買えるかどうか。そこで考えれば大丈夫です。

まとめ

  • 分割払いは、立て替えてもらって商品を受け取る仕組み=借金。金利ゼロでも、払う義務は残る
  • 「金利ゼロ」は本当の無料ではないことが多く、金利相当は価格に含まれている。売り手の販促ツール
  • 0%でも、働けなくなれば支払いは残る。月々の感覚で買いすぎる落とし穴もある
  • 分割は信用情報に記録され、延滞は事故情報として将来の大きな審査に響くことがある
  • 基本は、一括で買えないものは買わない。「金利ゼロ」ではなく「一括で買えるか」で考える

利息がゼロかどうかではなく、それが借金かどうか。借金なら、背負わないのが一番です。

この罠は、「金利ゼロ」ではなく「一括で買えるか」で考えるだけで避けられます。

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