仕事終わりのビールが一日の締めです。配達で1日中走り回ったあとの1本のために働いていると言ってもいい。
そんな毎日飲む人間だからこそ、ビール代は真剣に考えてきました。大手のビール、発泡酒、激安PB、クラフトビール、一通り試した結果、行き着いたのが「やまやの輸入ビール」と「イオンのPB(プライベートブランド=お店の自社ブランド)ビール」のローテーションです。大手の缶ビールと発泡酒は、もう何年も買っていません。
この記事では、その理由と、私が数年かけて飲んできたやまやの輸入ビールの中から「殿堂入りの3本」を紹介します。
先に結論
- 飲んでいるのは、やまやの「ぐぐっと生」・イオンPB(トップバリュ プレミアム生ビール 158円)・やまやの輸入ビールの3本柱。だいたい1:1:1のローテーション
- 大手の缶ビール・発泡酒はコスパが悪いので買わなくなった。激安PB発泡酒は安いが薄くて続かなかった
- やまやの輸入ビールは、本場ヨーロッパの味なのに100mlあたりの単価は大手の缶ビールと同等以下
- 殿堂入りは「オボロン プレミアム」「ペーチ プレミアム ブラウン」「ヴォルファス エンゲルマン NEIPA」の3本(順不同)
なぜ大手の缶ビールとクラフトを買わなくなったのか
ビールは「いくらで・どの味を飲むか」が全て
100mlあたりの単価で並べると、ビール売り場の景色が変わります。
| 階層 | 例 | 1本の価格 | 100mlあたり |
|---|---|---|---|
| 激安PB発泡酒 | バーリアル等(350ml) | 約85円 | 約24円 |
| 新ジャンルの当たり | ぐぐっと生(350ml) | 約148円※1 | 約42円 |
| PBビールの当たり | トップバリュ プレミアム生(350ml) | 約174円 | 約50円 |
| 本場の本格ビール | オボロン プレミアム(500ml) | 約292円※2 | 約58円 |
| 大手スタンダード | 国内大手のビール(350ml) | 約220〜230円 | 約64円 |
| 本場のプレミアム級 | ペーチ、パウラーナー等(500ml) | 約367円※2 | 約73円 |
| 大手プレミアム | 国内大手のプレミアム系(350ml) | 約280円 | 約80円 |
| 国産クラフト | クラフトビール各種(350ml) | 約500円 | 約143円 |
※1 48本セット購入時。※2 ケース購入時。価格は執筆時点のやまや楽天市場店・店頭での実勢です。
注目してほしいのは太字の2行です。ウクライナの本格ラガー「オボロン」は、100mlあたりで国内大手のスタンダードビールより安い。ハンガリーの老舗「ペーチ」やドイツの「パウラーナー」も、大手のプレミアム系より安い。「輸入ビール=高い」は、やまやでは成立しないんです。
激安PB発泡酒も試した。が、薄い
コスパだけで言えば、バーリアルやディスカウントスーパーの激安発泡酒が最強です。350mlで90円を切る。私も試しました。
ただ……薄い。大分薄い。毎日の1本がこれだと、何のために働いているのか分からなくなる。安くても、これ以下は続かないという下限があると学びました。
苦味の「数値」でも本場は別物
ビールの苦味にはIBU(国際苦味単位)という物差しがあります。あくまで目安ですが、日本の大手ピルスナーがおおむねIBU 15〜25程度なのに対し、ドイツの本格ピルスは25〜45程度とされることが多い。同じピルスナー同士で比べても、本場のほうが明確に「ビールの苦味」が濃いわけです。
後述するオボロンを飲むと、これが数字だけの話ではないと分かります。
クラフトビールは「うまいが、高い」
じゃあ国産クラフトは?という話ですが、350mlで500円はざらです。飲めば確かにうまい。でも、やまやの輸入ビールと飲み比べると「……この差に350円払うか?」となる。同じ500円で、ドイツやリトアニアの本場が2本飲めてしまうので。
ヨーロッパのビールには数百年の歴史があります。そう簡単には勝てない、というのが正直な感想です。
やまや楽天市場店の攻略法(送料で損しない買い方)
やまやの輸入ビールは実店舗でも買えますが、ケース買いは楽天市場店が楽です。ただし買い方にコツがあります。
- 5,000円以上で送料無料(一部地域・商品を除く)。5,000円未満だと送料662円=ビール2〜3本分が消えます
- 350ml缶は「48本セット(送料込み)」が最安。ぐぐっと生の黒は、24本×2ケースで買うより48本セットのほうが880円安い
- 5,000円にあと少し届かないときは、何か1本足す。例:ぐぐっと生500ml×24本は4,950円で、あと50円で送料無料ライン。つまみ1個足せば送料662円が消えます
- 初めての銘柄は、実店舗のバラ売りで味見。店頭なら2本550円・3本1,100円のセット売りがある場合があり、ケース買いで外すリスクを回避できます。→ 一番近いやまやの実店舗を探す(Googleマップ)
詳しい単価計算はブランド別記事(後述)にまとめています。
殿堂入りの3本(順不同)
数年かけてやまやの輸入ビールを飲んできて、リピートが止まらないのがこの3本です(順不同)。「苦味の王」「飲むチョコレート」「衝撃の香り」。
オボロン プレミアム(ウクライナ)——苦味の王
私が最も人に勧めるビールの一つ。今まで飲んできたビールの中で、もっとも苦味が強い。日本の安い発泡酒の薄さに辟易している人にこそ飲んでほしい、その真逆を行く1本です。強い苦味、コク、キレ、余韻、どれも申し分なし。それでいて100mlあたりは国内大手のビールより安い場合がある。コスパも申し分なしです。
- アルコール度数:5.0%/500ml×24本 7,000円(送料無料ライン超え)
ペーチ プレミアム ブラウンビール(ハンガリー)——飲むチョコレート
「飲むチョコレート」と言っても過言ではない1本。170年以上の歴史を持つハンガリーの老舗が造るブラウンビールで、とてもなめらかな口あたり。スルーっと喉から胃へ到達するきめの細かさ、香り、甘み、チョコレートの苦味、いつまでも続く余韻。中毒性が高く、リピート確定です。
- アルコール度数:5.8%/500ml×24本 8,800円(送料無料ライン超え)
ヴォルファス エンゲルマン ビアメール NEIPA(リトアニア)——衝撃の香り
初めて飲んだとき、衝撃を受けました。口の中いっぱいに広がるグレープフルーツの香り。甘み。キレのあるのど越し、余韻。「これはすごい!」と絶叫した記憶があります。トロピカルフルーツ系の香りが好きなら、これを飲まずにビールを語れません。何度もリピートしています。
- アルコール度数:5.0%/500ml×24本 8,800円(送料無料ライン超え)
全35種のレビューはブランド別記事で
殿堂入り以外にも、リピートしている銘柄が山ほどあります。ブランド別に単価表と全レビューをまとめました。
- → 「ぐぐっと生」全8種を実飲レビュー(やまや最安クラス)
- → エッティンガー&5.0オリジナル全8種を実飲レビュー
- → ヴォルファス エンゲルマン全7種を実飲レビュー(リトアニア)
- → カイザードーム全4種を実飲レビュー(バンベルクの老舗)
- → オボロン・ペーチ・パウラーナーを実飲レビュー(東欧&本場ドイツ)
正直な注記
実体験ベースで書いているので、以下は正直に書いておきます。
- ぐぐっと生の「糖質70%オフ」とエッティンガーの「ラドラー」は、私はまだ飲んでいません(ラインナップとして紹介のみ)
- パウラーナーのミュンヘナーヘル・ドゥンケル、5.0のラガービアは、現在やまや楽天市場店に取り扱いがなく、私は実店舗で買っています
- 価格・送料条件は執筆時点のものです。変動があるため、購入前にページでご確認ください
まとめ
- 大手の缶ビール・発泡酒は買わなくなった。100ml単価で見ると、本場の輸入ビールのほうが安いことすらあるから
- 激安PB発泡酒は薄い。クラフトはうまいが高い。その間の「答え」がやまやの輸入ビール
- まずは殿堂入り3本(オボロン/ペーチ ブラウン/NEIPA)か、店頭のバラ売りでの味見から
ビール代は毎日のことなので、年間で見れば数万円の差になります。どうせ飲むなら、安くてうまいほうで。

